5月11日(土)、12日(日)に開催された「富士チャンピオンレースシリーズ」および「KYOJO CUP」のレポートをお届けいたします!
「KYOJO CUP」は2017年に誕生したカテゴリーで、今シーズンは28台という多くの年間エントリーが集まっています。
当チームの”レースをより身近に” ”挑戦するすべての女性を応援する”という思いを発揮するために、まずは競争女子で盛り上がる「KYOJO CUP」で成長を目指します。
今回の「富士チャンピオンレースシリーズ(FCR-VITA)第2戦」と「KYOJO CUP第1戦」には、前田琴未と清水愛の2台で挑みました。
前田選手は、FCR-VITAはクラッシュもあり39位に、KYOJO CUPはリタイアという悔しい結果。
清水選手は、今回が初参戦となり緊張感もある中、予選より順位を上げ、まずは2戦ともに無事完走、感触を得たレースとなりました。
ファンの方に声をかけられる場面も多くなり、応援をパワーに変えられるよう、次戦もチャレンジして参ります!
■開催詳細・結果
富士チャンピオンレースシリーズ(FCR-VITA) 第2戦
<天候:晴れ|コース:ドライ>
Round | Date | Course | Driver | Qualify | Final | Best Time |
---|---|---|---|---|---|---|
Rd.2 | 5/11(土) | 富士スピードウェイ | 前田 琴未 | 40th | 39th | 2’07.123 |
清水 愛 | 37th | 34th | 2’05.865 |
KYOJO CUP 第1戦
<天候:曇り|コース:ドライ>
Round | Date | Course | Driver | Qualify | Final | Best Time |
---|---|---|---|---|---|---|
Rd.1 | 5/12(日) | 富士スピードウェイ | 前田 琴未 | 28th | – | – |
清水 愛 | 21th | 20th | 2’03.153 |
■総監督コメント
前田選手は、FCR-VITAはレースウィークで自分自身の課題に悩み続けていたが、メンタルの弱さが出ており中々克服できずにいた。彼女自身経験のあるN-ONEのレースと違い台数が多く動きの速いvitaの初予選は学ぶ部分は多かったと思う。決勝もメンタルの弱さかライバル勢とのバトルというものはなかったがしっかりと完走する中で次に向けての課題が見つかっていたことはいいことであった。
KYOJO CUPは予選の場所取りなど問題なく予選に挑んでいたが、自分の弱さが出ており、中々ベストを更新できずにいた。決勝も気持ちの問題が出ており今回はリタイアとなった。タイムを出す素質はあるものの、自分自身で止めてしまっている現状。気持ちの部分で自分自身をもっと客観的にも見直す必要がある。何か足りない部分が出てきた時払拭する術を身につけることが大事である。そこに対しチームとしても知識を伝え共に成長していきたい。
清水選手は、FCR-VITAは彼女にとっても初のレース。全てのことが勉強であり、吸収材料。練習のように単独で走るものとは違いライバルとの走行が続く中で自分自身の走りができない難しさを学んでいた。決勝も経験であり、他のドライバーを意識するあまり思うように走れないという難しさを知れたという本人の意見はとてもいいことであったと思う。
KYOJO CUPは前日のFCR-VITAからの学びから予選で自己ベストを1.5秒以上上回るというパフォーマンスを見せてくれた。少ない時間の中でここまで自分で引き出せた事は大いに評価したい。決勝も前日の経験がありしっかりとレースメイクをしていた。まだまだ課題はあるものの前日のライバルを抑え切ってのチェッカーは本人の自信にも繋がったと思うので、この結果を次に繋げてもらいたい。
■ドライバーコメント(前田琴未)
KYOJO CUPはリタイアという結果になってしまい、最後まで走れなかったことが悔しいし残念でした。
FCR-VITAの予選でクラッシュしてしまい、それをずっと引きずったままの状態でレースに臨んでしまったので、次は自分のベストを尽くせるように頑張りたいです。
FCR-VITAのクラッシュ前は絶対に自己ベストが出ると思って走っていたので、まずは次戦までにその状態まで戻していきます。練習での仮想ベストやデータを見ると、結構いいタイムが出る指標がでているのにタイムが出せていないので、自分の状態を整えて次戦を迎えて皆さんと一緒に走れるようにしたいです。
■ドライバーコメント(清水愛)
昨日のFCR-VITAに続き今日のKYOJO CUPでしたが、昨日のレースで学んだことを生かして、スピンしない、クラッシュしない、ペナルティを貰わないで無事にチェッカーを受けるという目標は達成できました。
予選は21位でしたが決勝は20位で終えられたので自分の中では満足のいくレースでした。次はレースができる土台を作って、前の人に離されないよう食らいついていけるレベルまで上げていきたいです。
■次回参戦予定
2024年7月19日(金)〜 21日(日)開催
KYOJO CUP@富士スピードウェイ